猫好きです

贅沢三昧

野良猫が食べられないような美味しい食べ物を覚えてしまうと、マズイ食べ物には見向きもしなくなります。典型的な例として、私がいつも遊びに行く漁港の野良猫たちの食生活です。
私がいつも釣りに行く漁港には野良猫が数匹います。その猫たちは釣り人が魚を釣り上げるたびに人のそばに寄ってきて魚を欲しがりますが、簡単にはもらうことができません。猫たちもお腹を空かして食べることに必死なので、それぞれ巧妙な作戦を立てて魚を狙っていきます。賢い猫は釣り上げて竿を置いた瞬間を狙い魚を奪って逃げていきます。人に捕まらない場所に逃げ込んだらゆっくり魚を食べ、食べ終わるとまた魚を狙いに居座ります。猫が好きな人なら魚を盗られてもあまり怒りませんが、嫌いな人は魚を盗り返すまで猫を追いかけたり攻撃します。野良猫にとって釣られた魚は命を懸けて手に入れる貴重な食料なので、多少怖いことがあっても魚を狙い続けます。

 

釣り人の中には、猫が釣られた魚を狙うことを未然に防ごうと釣りを始める前にお菓子や家で残った魚を持ってきて与える人もいます。しかし美味しい魚の味を覚えた猫たちはこれらのエサに見向きもせず、釣られた魚を狙っていきます。猫たちは与えられた餌があまり美味しくないと理解しているのでしょう。しばらく餌を食べていないような痩せ細った猫も、与えられた餌を食べないで釣られた魚を狙います。しかし、野良猫たちの世界にも弱肉強食があるみたいで弱い猫はなかなか魚を食べることができません。
生存競争が激しい野良猫の世界で生き残ることは簡単なことではなく、常に敵との戦いをしています。人間だけが敵でなく同じ餌を狙う野良猫たちも敵同士なのです。野良猫が飼い猫になることができれば、この厳しい世界から抜けて幸せな生活ができます。人間と猫の共存のために1匹でも多くの野良猫たちの里親が決まることを期待しています。